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2010.09.16 北條龍虎伝
北條龍虎伝 読了。
北條龍虎伝 (新潮文庫)北條龍虎伝 (新潮文庫)
(2008/12/20)
海道 龍一朗

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現在エッセイの大物を読み続けているので、合間に歴史小説を読みたくなってしまった。
海道龍一朗の小説を読むのは「真剣」以来だ。

後北条氏の旧跡は、日常的に目にする。
いつもの里山のすこし南側には小机城址がある。
鎌倉までロードで行くと、玉縄城址もある。
(玉縄城址は初めて行ったときに、探すのにかなりの苦労をしたが・・・。)

よく行くA山は三増古戦場跡から上る。
五日市方面に山サイに行く時は、滝山城址や八王子城址の横を通る。
ロード練では津久井城址の前を通る。

このように自宅周辺だけでも枚挙に暇がない。

それほど後北条氏は身近な戦国大名なのだが、あまりそれらの小説や文献を目にすることがなかった。
後北条氏を題材にした小説といえば「箱根の坂」があるが、主人公は早雲であり、関東における後北条氏の施政や政略についてを述べるところは少ない。



北條龍虎伝のストーリーは氏康を主人公として、綱成との友情や風魔小太郎との出会いなどをとおして、幼少より成長していく過程を描いた
「戦国青春モノ」
である。
話のクライマックスは川越夜戦で、クライマックスにふさわしい内容なのだが、あっさりと終わってしまいもう少し重厚な描写が欲しかったように感じた。

しかし、川越へ進出する2代氏綱の足跡や、南北朝以来の関東公方・関東管領を頂点とする武士団のパワーバランスなど、作者の主観も多分に入っていると思うが、自分にとってはテーマが新鮮であり興味深く読むことが出来た。

それにしても、武田・上杉モノや信長・秀吉モノなどに比べると北条モノの小説は少ないように思う。
氏綱以降、秀吉の台頭までの後北条氏は戦国大名としては優等生でありすぎるため、あまり作家の創作意欲をかき立てないのかもしれない。
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